飲食業が好きすぎて、飲食業界で18年目になります。
前職では、お店を任せてもらえる話が立ち上がって、店舗がオープンしたのと同時にコロナ禍に襲われました。程なくして店は休業。再開の目処が見えないことから転職を決意しました。情勢的に飲食業界が厳しいとわかっていたので、飲食以外の業種も考えなければと思いつつも、飲食業界の募集ばかり探していました。

その中で出会ったのがヒロフードダイニングでした。「やよい軒」ブランドは有名だし、定食チェーンは不況にも強い印象でした。それに実際に店舗に行ってみると、飲食愛を感じられる店だったので入社を決めました。

どうやら同じ思いの人も多いようで、入社してみると飲食業経験者が多く、みんなここなら自分のスキルを活かせると張り切っているのを肌で感じています。そういった思いに刺激を受けてか、現在は主任になっています。

深夜のキッチンを主に担当しています。注文を受けた料理の調理やご飯おかわり自由の保温器のご飯残量の確認、新メニューの調理研修なども行います。

●とある一日の仕事の流れ

23：00〜
出勤。業務の引き継ぎを受け、すぐにキッチンに入る

2：30〜
閉店とともに片付け。

3：30〜
休憩

4：30〜
開店準備、キッチン内の掃除

5：30〜
開店

6：00
早い日は、この時間から朝のピークが始まる

7：00
退勤。

定食店なのでメニューも多く、スタッフも社員からアルバイト、年齢層も幅広くて、決まり事が多いだろうと思っていました。ところが実際に働いてみると、意外なほどシンプルな働き方で驚きました。

調理に関しては、マニュアルがきちんとあるので、その通りに作れば問題ありません。ただ調理していくうちにこだわりが生まれてきます。マニュアルの誤差の範囲での火の入れ方、それと料理の盛り付け方ですね。もっと美味しく提供したい、もっと美味しそうにテーブルに届けたい。その思いは強くなります。特に他の「やよい軒」に訪問すると、この気持ちは強くなりますね。

キッチンに１枚のメモが貼ってあります。お客さまからの「おいしかったよ」のメッセージです。仕事で失敗や、納得がいかないことがあっても、このメモを見れば頑張れるんです。キッチンにいると、あまりお客様の様子がわかりません。だから、こういうメッセージをいただけると感動しちゃうんですよね。

もうひとつ「やよい軒」ならではの魅力があって、1日1回、まかない食事として「やよい軒」のメニューを300円で食べられます。美味しい食事は自分の生活に精神的なうるおいをもたらします。若いアルバイトさんの中には、これを楽しみにしている人も。食べ盛りなのか、1食で5回もご飯をおかわりするツワモノもいますから。これで楽しく働いてもらえたら、現場としてはありがたいですよね。